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知っておきたい!タイヤの種類について

タイヤの種類

タイヤには色々種類があり、価格や性能が変わってきます。
さらにドライビングスタイルに応じて履くタイヤも変わってきますので、今回は低燃費タイヤ、コンフォートタイヤ、ランフラットタイヤについてそれぞれ解説いたします。

低燃費タイヤ

日本自動車タイヤ協会が策定した等級制度があり、その基準値を満たしたタイヤです。
基準値とは燃費に関わる転がり抵抗性能と安全性能に関わるウエットグリップ性能を指します。
低燃費タイヤには「低燃費タイヤ統一マーク」が表示されています。
転がり抵抗性能の等級がAAA・AA・A、ウエットグリップ性能はa・b・c・dが設定され、該当するタイヤが低燃費タイヤとなるわけです。

低燃費タイヤがどのくらい低燃費になるのかというと転がり抵抗性能がCのタイヤとAAAのタイヤだと4%ほど燃費の向上が見込まれます。
燃費に関わる転がり抵抗性能を追究すると、雨天時のグリップ性能(ウエットグリップ性能)が悪くなる傾向にあるため、低燃費タイヤは安全性を確保するため最低値が設定されました。
ウエットグリップ性能がbだと標準的なタイヤに比べ約1.5倍の制動性能があります。

コンフォートタイヤ

「コンフォート」とは快適・安心の意味で、その名の通り運転時の負担を軽減させるためのタイヤです。
標準のタイヤに比べ溝のパターンを複雑にすることで、騒音や振動を抑えます。
他にも乗り心地や耐久性、グリップなどに優れ、高級車の純正として使われるケースが多く高速道路や長時間のドライブに向いているといえるでしょう。
また、家族や複数人で乗る場合にも向いていますので、SUVやミニバンなどのファミリーカーにおすすめしたいタイヤです。
短所としては高性能な分、標準のタイヤに比べ価格が高めです。

ランフラットタイヤ

パンクをしてもタイヤの空気がなくなっても一定距離を走れるように設計されたタイヤです。
メーカーによって異なりますが、最長100kmは走行可能といわれています。
パンクに気づいても、その場で修理しなくてもよく修理できる施設まで移動できるのが最大のメリットです。
走行中に急なパンクで操作不能になりにくく、事故へのリスクも減らせます。
また、スペアタイヤが不要になるため、軽量化による低燃費化や省資源化など環境性能を向上させてくれます。
ランフラットタイヤは側面部分が強化されている構造になっているため、空気が抜けてもタイヤが車両を支えてくれます。
デメリットとして装着に特殊な技術が必要になるため標準のタイヤに比べ割高です。
また、取り付けられる店舗も限られてくるため、トラブル時に交換できないということも起こりえます。