タイヤはバイクの乗り心地や操作性を左右する重要なパーツです。
特にバイクの場合、劣化したタイヤから重大な事故につながる恐れがあるため敏感にチェックしておきたいところです。
今回はバイクのタイヤ交換について解説します。
バイクのタイヤ交換の目安
タイヤは乗り方によって摩耗速度が異なるので交換するタイミングは一概には年数では測れません。
しかし、ゴムの劣化がありますので以下の期間がタイヤの寿命といわれています。
- 通常のタイヤ：最大10年
- スタッドレスタイヤ：最大3年
通常のタイヤの寿命は最大10年といわれていますが、あくまで最大です。日光や風雨にさらされると表面が硬くなります。
硬くなったタイヤはひび割れや破裂といった症状が発生するので、溝が残っていてもこのような症状がある場合は早めにタイヤを交換しましょう。
また、溝が減った場合も交換の目安です。溝はタイヤの側面にある三角マークでスリップサインから判断します。
車検基準である0.8mm以上の溝が必要で、0.8mm未満だと車検に通らず、違反で捕まる可能性もあるので注意しましょう。
バイク別タイヤ選び方
バイク用のタイヤには主にラジアルタイヤが採用されています。
ラジアルとはカーカスというゴムの練り込まれたワイヤーの組み方を指し、軽量で路面追従性が高い、グリップ力が高く加速性能もよいという理由からほとんどのバイクで採用される主流のタイヤです。
ツーリングやサーキット、競技など用途別にタイヤが用意されています。
ツーリングの場合、雨天時を考えて選びましょう。雨に強い溝の多いタイプがおすすめです。溝が多いと雨水を排出しやすく地面との密着性を保ち滑りにくくなります。
さらに道路に密着するトレッド面まで溝がきってあるタイプがいいでしょう。
サーキットで使うタイヤは走行性の高い溝の浅いタイプがおすすめです。快適性よりもグリップ力やハンドリングを重視するといいでしょう。
バイクのタイヤ交換
タイヤ交換にかかる費用は排気量やタイヤによって変わります。
125cc未満のスクーターだと4,000～11,000円、125cc以上のスクーターは3,800～14,000円、それ以外だと3,800～21,000円程度です。
工賃はショップによって変わりますので事前に問合せするといいでしょう。
また、廃タイヤの処分が数百円かかります。
セルフでもタイヤ交換は可能です。
様々な工具が必要となり、やや難易度は高く初めてだと3時間はかかるかもしれません。
手順としてはバイクからホイールを外し、タイヤを外す。ホイールにタイヤをつけてバランスを取って、バイクにホイールを取り付ける流れとなります。
上手くいかない場合は専門店にお願いしたほうが無難です。
また、タイヤを交換しても乗れないバイクの場合動かなくても、買取してくれるのでバイクワンなどの買取業者に査定してもらうといいでしょう。
おすすめ：バイク買取、バイク買取専門店バイクワン