現在は日本のブリヂストンがトップシェアを誇っていますが、今回紹介するメーカーはブリヂストンに次ぐシェアをもつメーカーです。
メーカーの歴史やタイヤの特徴について解説します。
ミシュラン
世界的大手のミシュランはフランスのタイヤメーカーです。
世界初のラジアルタイヤを製品化したメーカーで、操作性の高さとすぐれた摩耗耐性からシェアを伸ばしかつては世界一のシェアを誇っていました。
タイヤの特徴として欠点がないといわれ、バランスの良さと安定性が高く、摩耗に強いタイヤです。
テストにこだわりをもっていて毎年地球4万周するほどの距離を走らせています。
あえて欠点を探すと性能が高い分、お値段もそれなりにします。
なお、三ツ星レストランを紹介するガイドブックを思い浮かべる方も多いと思いますが、このミシュランガイドを出しているのもミシュランです。
グッドイヤー
ミシュランと並ぶ大手メーカーのグッドイヤーはアメリカのタイヤメーカーです。
1898年に創業した100年を超える歴史をもち、1916年に空気入りトラックタイヤを開発しました。飛行機や飛行船用のゴム製品を販売する部門も立ち上げています。
1971年にアポロ14号と共に月に降り立ったタイヤのメーカーとして知られました。
グッドイヤーのタイヤは耐久性と燃費性能にすぐれています。これはアメリカの長い道路を走る必要がある事情を踏まえてのことです。
年間走行距離が10,000km以上運転する方にぴったりのタイヤといえます。
また、耐久性だけではなく計算された溝はノイズを軽減し、高い静粛性を保っています。
デメリットとしては排水性があまりよくないところでしょうか。濡れた路面だとグリップが甘い傾向にあります。
コンチネンタル
日本では新興メーカーのイメージがあり、参入が2014年とまだ数年しかたっていませんが140年以上もの歴史をもつドイツの老舗メーカーです。
ベンツやアウディ、ポルシェといったドイツの自動車メーカーで採用され、ヨーロッパでは有名メーカー御用達のタイヤとして知られています。
コンチネンタルのタイヤは低価格でありながら高品質という評価を得ています。
耐久力の高いランフラットタイヤは、パンクしてもタイヤ本体が車重を支えるためサンドウォール部に強力なゴムで補強されています。
また、釘や障害物が刺さっても独自の技術「コンチシール」により空気漏れを防ぎ、走行中に釘や障害物が抜けてしまっても充てん剤がパンク穴をふさいでくれます。
そのため、緊急でタイヤを交換する必要がありません。専用のホイルでなくても装着できます。