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国産の有名タイヤメーカー

ブリヂストン

タイヤのメーカーは世界各国にありますが、日本のメーカーは高いシェアを誇り世界中の車やバイクで履かれています。
そこで今回は国産のタイヤメーカーについて紹介します。

ブリヂストン

1930年に日本足袋株式会社のタイヤ部門として設立され、1931年に独立したブリヂストンは、2005年にそれまでのトップシェアだったミシュランを抜いてトップに立ちました。
メインとなるタイヤ部門が売り上げの約8割を占めており、他にもスポーツ用品や自転車、化工品なども手掛けています。
社名のブリヂストンは創業者の石橋正二郎氏の名字を英語読みしたストーンとブリッジを逆さ読みしたものです。

ブリヂストンのタイヤ作りは「4つの役割」と「7つの性能」が柱となっています。
「4つの役割」とは、

  • 車両の重量を支える
  • 駆動力・制動力を伝える
  • 路面からの衝撃をやわらげる
  • 方向を転換・維持する

というタイヤに求められる役割を指します。
また、「7つの性能」とはタイヤの役割を果たすだけではなく、利用者のニーズをこたえる

  • 直進安定性
  • ドライ性能
  • ウェット性能
  • 低燃費性能
  • ライフ性能
  • 静粛性
  • 乗り心地

が重要だと考えています。
以前は長所と短所がはっきりしたタイヤが多かったのですが、最近は全体のバランスがとれた設計になりました。
「REGNO」シリーズは、静粛性と乗り心地で評価が高く、低燃費タイヤの「ECOPIA」も多くのシェアを獲得しています。

住友ゴム

兵庫県に本社のある住友ゴム。ダンロップというブランド名でタイヤを製造・販売を行っています。
ダンロップの元はイギリスにあったダンロップ社のタイヤ部門を住友ゴムが買取りました。
1999~2015年までアメリカのグッドイヤー社と資本提携を行っていて、提携解消後もアジア市場を担当しています。

タイヤの特徴は低燃費タイヤとロングライフを標準仕様としているため、タイヤの交換頻度が少なく済み、燃費の負担を減らせます。
「VERO」は低燃費・静粛性・安全性と3拍子揃ったタイヤです。低燃費タイヤの「エナセーブ」シリーズは5種類ありライフスタイルに合わせて選択できます。

横浜ゴム

古河グループのタイヤメーカーである横浜ゴム。
ヨコハマタイヤというブランド名で製造・販売しています。そのため、横浜ゴムよりもヨコハマタイヤのほうが有名です。
国内3位、世界8位のシェアを誇っています。世界シェア拡大のため、2015年からサッカープレミアリーグ、チェルシーFCの胸スポンサーになりました。
低燃費タイヤの先駆けとしてエコタイヤの製造・開発を行っています。
ヨコハマタイヤの中で人気がある「ADVAN dB」はグリップ・ウェット性能が高いながら静寂性もあるのが特徴です。
「BIuEarth」は低燃費タイヤで自動車の性質を考えて設計されており、摩耗しにくくなっています。