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ブリヂストンのT&DPaaSとは

トラック

ブリヂストンがタイヤの新たなサービスを発表

ブリヂストンは主力商材であるタイヤを売りきりではなく、サービスとして提供する「Bridgestone T&DPaaS」について説明を行いました。
オランダのTomTomから、デジタルフリートソリューション事業を統括するTomTom Telematicsを買収。
同事業とブリヂストンがこれまで培ってきたタイヤに関するノウハウやネットワークを融合し、モビリティ・アズ・ア・サービスに関わる顧客やサービス事業者に向けて展開することを打ち出しました。

T&DPaaSのコンセプトは「断トツの商品」「断トツのサービス」「断トツのビジネスネットワーク」とデジタルコネクティビティで融合し、サービスとしての提供を目指しています。

「断トツの商品」とは空気圧が0でも一定距離を走れるランフラットタイヤや摩耗性能を維持しつつ軽量化したエンライトン、電気自動車などに採用された次世代低燃費タイヤオロジックなどです。
これらの「断トツの商品」をベースに寿命となったタイヤの表面を削り、その上に新しいゴムを貼り付けリユースするリトレッドタイヤといった「断トツのサービス」を拡充させていきます。
そして「断トツのビジネスネットワーク」はデジタルを活用し、タイヤを売る拠点からソリューションを提供する拠点に変えていくとのことです。

T&DPaaSは、デジタルを活用としたサービスとして、タイヤの空気圧や温度をリアルタイムで計測するセンサーを用いてモニタリングする「tirematics」。
車両やタイヤなどの顧客情報を管理する「Bridgestone toolbox」などがあります。
新たに傘下に収めたWebfleet Solutionsは、ヨーロッパ向けの運送業者向けに展開していて、90万台の車両からデータを集めています。
これらのデータを解析し安心・安全運行、コスト削減、環境保全などの価値を提供しているとのこと。

今後はWebfleet Solutionsによって得られた知見をT&DPaaSとしてグローバルに展開できるかを課題として取り組んでいきます。

商用車向けの新タイヤも発表

T&DPaaSの発表と同時に商用車向けの新タイヤの発表もありました。摩耗体制をアップさせたM888や、転がり抵抗を32%削減したECOPIA M801IIなどです。
ブリヂストンは減少するトラックドライバーと増加する宅配便の取引数の課題解決に向けてソリューションを展開すると述べています。